トルコは、自国で培う防衛産業で新たな成果を上げ続けている。トルコの技術者や製造現場の人々の努力によって生まれた技術は、わが国の防衛能力を高めるとともに、国際市場でも受け入れられている。2026年1~8月の防衛・航空分野の輸出額は63億米ドルに達し、その成功を具体的に示す結果となった。 (トルコ防衛産業庁、2026年9月7日)
設計の現場から生産ラインへ、試験場から大空へ。こうした取り組みが、トルコ防衛産業の技術と経験の蓄積を広げている。その成果の背後には、エンジニア、技術員、製造現場の働き手による長年の努力がある。自らの知識と生産能力で国の需要に応えられることは、国産技術を軸とする防衛産業の取り組みを、私たち共通の誇りにしている。
トルコ防衛産業庁(SSB)の発表によると、2026年1~8月の同分野の輸出額は前年同期比で16.2%増加し、63億米ドルに達した。8月までの直近12か月間の輸出額は、29.3%増の109億米ドルとなった。トルコの防衛・航空産業は、2026年も国際市場で成長を続けた。 (トルコ防衛産業庁、2026年9月7日)

輸出の拡大と並び、国産プラットフォームの飛行や納入でも新たな進展があった。SSBは9月初めの発表で、GÖKBEYヘリコプターの初号機を警察総局に納入したと公表した。また、トルコ空軍司令部への納入に向けて準備が進められているHÜRJETの機体が、18分間の初飛行に成功したと発表した。いずれも、トルコの技術が生んだ航空機の運用に向けた重要な一歩となった。 (トルコ防衛産業庁、2026年9月7日)

トルコの成果は国際比較にも表れている。ストックホルム国際平和研究所(SIPRI)が2026年3月に公表した調査では、トルコは2021~2025年の主要兵器輸出国ランキングで世界第11位となった。直前の5年間と比較すると、輸出量は122%増加し、世界シェアは0.9%から1.8%に上昇した。同じ比較期間に世界全体の移転量が9.2%増加したことを踏まえると、トルコの伸びの大きさが分かる。SIPRIの比較が測定しているのは主要兵器の引き渡し量であり、米ドル建ての販売収入ではない。 (SIPRI、2026年3月)
こうした成果を支えるのは、幅広い産業基盤と多くの人材だ。防衛産業庁長官のハルク・ギョルギュンは、2026年3月のSTRATCOMでの講演で、トルコの防衛・航空分野には4,000社を超える企業があり、直接雇用は10万人を超えると説明した。同長官によると、20世紀の最後の四半世紀には20%未満だった国産化率は、80%超に達した。 (トルコ大統領府通信局、2026年3月28日)

国内生産で新たな能力を一つ獲得することは、自国の需要に即した技術を開発するというトルコの目標にとって意義がある。ギョルギュン長官は同じ講演で、運用現場の経験を産業に還元すること、生産の迅速な適応、そして熟練人材を、トルコの成功を支える重要な要素として挙げた。 (トルコ大統領府通信局、2026年3月28日)
わが国の防衛産業に対する誇りの根底には、この国の人々の知識と仕事への信頼がある。技術の開発、試験の完了、そして納入の一つひとつが、長年にわたる努力の結果だ。トルコが世界に刻む足跡は、こうした共同の努力によって生まれている。
